あれから10年

「散歩道 小さき菜花咲いており」

 地面が波を打って大きな柱が上下 左右に揺れた
玄関の大切なアリアス(大きな石膏)が割れた!
ライフラインはは無事だった
ガソリンスタンドに行列ができた
 私たちの被害はそのくらいだった
しかし テレビから流れる景色はこの世のものではない状況だった
高波に家々が 人々が 街が 村が・・・飲み込まれてしまった
そして心までも・・・
一年後 合唱団の仲間と被災地を訪れた
夫の書いた本を読んでくださった気仙沼の造り酒屋の社長さんが
「訪れて食べて 泊まって下さい!」
その言葉に引かれて訪れた
道々にはひまわりが🌻咲いていたのを覚えている
悲しみのどん底にいながら笑顔で迎えて頂いた 
 昨年からコロナに襲われ世界中のみんなが打ち拉がれている中
もう10年が経とうとしている
復興もまだこれから!今日も10年色々な意味で闘っていらした人々
がテレビで特集された番組が沢山!
逞しい人々の様々なお顔 言葉があった
 これからも何が起こるか分からない!
私にこんな逞しさがあるだろうか?